前田家
【富岡市指定史跡】加賀藩 前田利家 五男

由緒
元和二年(1616)前田利孝が七日市に移封されると、当寺は前田藩の支配地になるとともに、藩主の菩提寺となって厚い保護を受け、二代利意(としもと)の時に朱印地として三十石を賜りました。

当寺が菩提寺となった理由は、加賀藩が曹洞宗であり、七日市藩の領内では当寺だけであり、しかも当寺が名刹で且つ景色が良い点、そのため前田家の菩提寺となったと考えられている。

当寺の前田家藩主霊廟には、二代利意・三代利廣(としひろ)・五代利英(としふさ)・六代利理(としただ)・十代利和(としよし)らが眠っています。

過去帳は吉祥寺に埋葬された一族も記録されており、関係する位牌は、二十五牌保管されています。木像は高さ16,5センチメートルの坐像で、いずれかの藩主の像と考えられます。

前田家略系譜
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